ニート(無職)ってアパート部屋借りれるの?
最近ではよく耳にするようになった『ニート』。2015年8月時点で日本人口のうち4.3%がニートであると言われています。
ちなみにニートとは、15歳~35歳までで学校にも行かず家事も仕事もせずに商業訓練等も受けていない無職の人のことをいうのだとか。
仕事もしてないってことは部屋も借りられないの?興味をそそられたのでニートでもアパート部屋を借りる方法を調べてみました。
無職でも賃貸契約できる?
収入減を持たないニートでも賃貸物件を借りることはできるのでしょうか。
まず普通の不動産屋さんでは無職の人が賃貸物件を借りることは難しいようです。
一番の要因は大家さんからの信頼が得られない事のよう…。
無職とは無収入ということですから、家賃の滞納が一番に考えられるからです。
なかには審査のゆるい賃貸物件もあるようですが、そうした建物にはワケありの入居者(不法滞在者や多重債務者など)が多いらしく、ご近所トラブルが起こりやすいとも言われています。
とはいえ、すべてのニートが完全に拒否されているわけではありません。
UR賃貸というものがあって、一言でいえば昔の公共団地のことですね。
UR賃貸は『礼金不要』『集会手数料不要』『更新料不要』『保証人不要』という4つのメリットがあります。
無職の人や低収入の人、失業中の人、そして学生さんまで借りることができるのも魅力の一つだと言えるでしょう。
もちろんニートの人でもUR賃貸を借りることができるのです。
ただ無条件に誰でも受け入れているのではなく、一応の条件があります。
UR賃貸は月収や貯蓄額が審査の対象になります。
どちらか一方が一定金額以上であれば入居が可能なのですが、無職のニートの場合にはそれも難しいでしょう。
そこで利用したのが『一時払い制度』です。
一時払い制度とは、1年~10年分を一括払いして前払いすることです。1年分の家賃を一括で前払いすれば、月収や貯蓄額の審査は不要で入居することができます。
『今はニートだけど、少しの貯金がある』という人や親の援助で1年分の家賃を前払いできれば問題解決というわけです。
UR賃貸は新築や都心部だと家賃も高いですが、都心部から離れた場所や交通の便が悪い場所であれば安い家賃で納得の間取りの物件を見つけることも可能です。
もし不動産屋で『審査がやさしい』と宣伝していたら相談してみるのも手なのだとか。
そういった不動産屋は水商売の人や外国籍の人などにも賃貸物件を紹介している可能性があるので、ニートであっても相談してみると何か物件を見せてくれるかもしれません。
ちなみにニートは無職ですが、フリーターはバイトでの収入を得ているので賃貸物件を借りられる可能性はニートよりも高いといえます。
家賃は安いほど審査が通りやすいと言われているので、ある程度の勤続年数でバイトをしているなら安い家賃の賃貸物件に狙いを定めると審査が通ることもあるようです。
もしニートの人で『貯金もない』『親からの援助も望めない』というならまずはフリーターになってお金をある程度溜めてからUR賃貸に入るなり、不動産屋を巡るなりするしかないのかもしれませんね。
働いて見たら意外と楽しい一面を見つけることができるかもしれませんよ。
初めて一人暮らしを始めた時は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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まとめ
ニートの人でも賃貸物件を借りることができるのかを調べてみました。無職であってもまったく手がないわけではないようです。
ただ、そのためには蓄えが必要であることもまた事実。賃貸物件を借りることが出来ても、その後は光熱費を支払う必要がありますし、食費や日用品費もかかってきます。
お金のあるニートでなければ、賃貸物件で一人暮らしをするのは難しいかもしれませんね。